- 1年以上海外に行く予定だけど、スマホの契約はどうすればよい?
- 海外で日本の通信はできないのに、何千円も払い続けるのは嫌だし…
- でも携帯番号は維持したい!
- 海外でSMS認証ができるかな…
これから海外赴任する予定の人は、今使っているスマホの契約をどうするか悩みますよね。
私は青年海外協力隊員として2015年から2年間、ヨルダンで生活をしていました。
スマホを解約すると電話番号が使えなくなり、帰国後の生活にも支障が出ると思ったので、当時私はauの「一時休止サービス」を利用して渡航しました。
しかし2024年現在、格安SIMに乗り換えた方が安くて便利です。
そこでこの記事では、海外赴任の予定がある人に向けて、
- 格安で電話番号を維持する方法
- 海外にいてもSMSを受け取る方法
- 大手携帯キャリアの電話番号維持の金額や手続き方法
を紹介します。
この記事の結論として、電話番号の維持を安くする方法は以下の通りです。
格安SIMへ乗り換えの場合は1週間以上は必要なので、早めに対策をしていきましょう。
また大手キャリアの場合、国際空港には店舗が無いため、手続きする店舗を探しておきましょう。
結論:スマホの携帯番号の維持は格安SIMが安くて便利
携帯番号を維持する方法は、格安SIM(HISモバイル or povo2.0)が最も安くて便利です。
理由は以下の通りです。
- 月額0~280円で維持できる
- 海外でSMSを受信できる
- 出国前・帰国後の手続きが必要ない
- 帰国後すぐにネットができる
ちなみにドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯キャリアは月額約400円で電話番号の維持ができます。(一時休止サービス)
しかし大手携帯キャリアの場合、
- 出国前・帰国後に手続きが必要
- 事務手数料が必要
- 海外でSMS受信不可
などの不便さがあります。
また楽天モバイルやUQモバイルは携帯番号を維持するためのサービスはありません。
そのため2024年現在、海外赴任中もスマホの携帯番号をキープしておきたい場合は格安SIMへの乗り換えが最善の方法と言えます。
それでは携帯番号を安く維持する方法について3つの方法を解説していきます。
携帯番号を安く維持し、SMSも受信したいならHISモバイル
- 1年以上、海外長期滞在の予定がある
- 海外でもSMSの受信をしたい
- 電話番号の維持費をもっと安くしたい
- 一時帰国や本帰国でスマホをすぐ使いたい
- ドコモユーザーである
という人には、
HISモバイルの自由自在2.0プラン
がおすすめです。
詳しいプラン内容は以下のとおりです。
月額基本料金 | 280円(税込)~ |
データ容量 | 100MB~ |
回線種別 | NTTドコモ回線 |
事務手数料 | 3,300円 |
通話料 | 30秒9円 |
超過データ料金 | 1GBあたり200円 |
eSIM | 対応 |
国際ローミング | 可能 |
SMS受信 | 無料 |
国際電話 | 280円/分(国により異なる) |
\ 海外でSMSが受信できて月額280円! /
HISモバイルを海外赴任で使うメリット3つ
HISモバイルを海外長期滞在で使うメリットは以下の3つです。
- 月額280円で携帯番号が維持できる
- 海外でもSMS受信が無料でできる
- 一時帰国や本帰国ですぐに通信できる
詳しく解説していきます。
①HISモバイルは月額280円で携帯番号が維持できる
HISモバイルの自由自在プランなら、月額280円(税込)で電話番号が維持できます。
◎1年間だと…
3,300円(事務手数料)+280円×12カ月=6,660円
◎2年間だと…
3,300円(事務手数料)+280円×24カ月=10,020円
楽天モバイルやUQモバイルなどは電話保管サービスが無く、最低料金でも月額1,000円以上します。
HISモバイルに乗り換えることで、維持費を半額に抑えることができます。
②海外でもSMSの受信が無料!
HISモバイルは国際ローミングができるので、海外にいてもSMSが受信できます。
そのため、ネットショッピングでのログインや購入時のSMS認証が世界中で可能です。
もちろん、SMS受信料は無料です。
電話はしないけど、SMSの受信だけはしたいという方には良いですね。
- HISモバイルのマイページから国際ローミングの申し込みが必要です。(無料)
- 海外からのSMS送信料は1通100円(非課税)となります。
- ドコモ回線のみ国際ローミングが可能です。(ソフトバンク回線は非対応です。)
HISモバイルの国際ローミングとSMS受信について詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
③一時帰国や本帰国ですぐに通信できる
HISモバイルは月額280円で国内での電話や通信が可能です。
そのため、飛行機で日本に降り立った瞬間から、家族や友人と連絡を取ることができます。
携帯ショップに行ったり、後ほど紹介するpovoのようにギガを買い足す手続きも必要ありません。
また、HISモバイルのコスパの良さは業界トップです。
そのため帰国後に日本の生活が再開しても、別の格安SIMを探したり契約し直す必要がありません。
【音声通話+データ通信】のプランで比較
格安SIMの会社 | 月額基本料(税込) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
1GB | 3GB | 5GB | 7GB | 10GB | 20GB | |
HISモバイル | (100MB未満は 280円) | 550円770円 | 990円 | 1,340円 | 2,090円 | |
楽天モバイル | 1,078円 | 2,178円 (3~20GB) | 3,278円 (20GB~) | |||
mineo | 1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 | ||
povo2.0 | (7日間のみ) | 390円990円 | 2,700円 | |||
UQモバイル | 2,277円 (トクトクプランの場合) |
また通話料は大手携帯会社などが30秒22円なのに対し、
HISモバイルは30秒9円と、半額以下になっています。(通話アプリは必要ありません。)
思いのほか通話料でスマホ料金って跳ね上がりますよね。
HISモバイルなら通話料の不安が減ります。
通信速度はおおむね快適
通信速度は、LINEやYouTubeなどが快適に利用できる十分な速度があります。
回線が混雑するお昼の12時台はやや遅くなる傾向がありますが、それ以外の時間帯は全く問題なく快適に利用できます。
詳細は以下の記事をご覧ください。
\ 海外でSMSが受信できて月額280円! /
HISモバイルの注意点3つ
HISモバイルの注意点は以下の3つです。
- 100MBを超えると550円になる
- auとソフトバンクの端末はSIMロック解除が必要
- 国際電話の料金が高い!
詳しく解説していきます。
注意①100MBを超えると550円になる
HISモバイルの1GB(ギガ)のプランでは、データ通信量によって以下のように値段が変わります。
データ通信量 | 月額 |
100MB未満 | 280円 |
100MB~1GB | 550円 |
海外に長期滞在しているときは、日本のデータ通信量は使わないので100MB未満となり、月額も280円に抑えることができます。
注意② auとソフトバンクの端末はSIMロック解除が必要
HISモバイルのSIMカードまたはeSIMは、
- ドコモで購入した端末
- SIMフリーの端末
であれば、そのまま利用できます。
auやソフトバンクからHISモバイルへ乗り換える場合は、SIMロック解除が必要です。
ウェブサイトで手続きをすれば、無料でSIMロックを解除できます。
注意③ 国際電話の料金が高い!だが国際電話はほぼ使わない
国際電話の申し込みはHISモバイルのマイページから無料でできますが、通話料は高いです。
例えば、ヨルダンから日本への発信は280円/分、着信は140円/分。
HISモバイルはドコモ回線を使用しているので、通話料はドコモの国際電話料金と同じです。
なかなかの高額ですが…海外で国際電話を使うことはほぼ無いです。
なぜなら海外長期滞在の場合、現地でWi-Fiを契約する場合が多いからです。
Wi-Fiがあれば、LINEの無料通話で日本の家族と連絡は取れます。
HISモバイルの良い口コミと悪い口コミ
twitterや口コミサイトに記載されていた、HISモバイルの良い口コミと悪い口コミを紹介します。
HISモバイルの良い口コミ
HISモバイルの多くのユーザーが共通して、以下のような良い評価をしていました。
- 海外でSMSも受信できる
- 7GBが990円でコスパが良い
- 通信スピードも問題なし
HISモバイルの悪い口コミ
- 通信が混雑する時間帯は使用しづらい
格安SIMでありがちな通信速度の遅さ。
私もHISモバイルを使用していますが、昼間にpaypayやお店のポイントアプリを使う時に、バーコードが表示されるまで5~10秒待つこともあります。
慣れれば全く気にならないのですが…。
メイン回線として使うなら、支障が出る場合もあるかもしれません。
HISモバイルに乗り換える手順と用意するもの
HISモバイルに乗り換える手順と用意するものについて、
- カードタイプSIMの場合
- eSIMの場合
に分けて説明します。
今使っているスマホの電話番号を維持したまま、HISモバイルへの乗り換えは
約1~2週間あればできます。
HISモバイルからSIMカードや書類の郵送があるので、早めに手続きをしておくことをおすすめします。
手順を説明します。
カードタイプSIMの場合
前もって用意しておく物
- MNP(携帯電話番号ポータビリティ)予約番号(※)
- 本人確認書類
- クレジットカード
- キャリアに依存していないメールアドレス(GmailやYahooメールなど)
(※)MNP予約番号には発行日を含めて15日間の有効期限があり、HISモバイルの申し込みの時点で7日間以上の有効期間が残っている必要があります。
- HISモバイルにアクセス
- 「今すぐお申込み!」ボタンをクリック
- カードタイプSIMを選択
- 申込み内容にチェックし、「MyHISモバイル」のIDを新規登録
- MNP予約番号、本人確認、決済情報を入力
- SIMカードが1週間ほどで届く
- 「MyHISモバイル」で「回線切り替え」手続きをして完了
eSIMの場合
eSIMの場合、MNP予約番号は申込み時に必要ありません。
HISモバイル公式サイトでの申込み完了から数日後に「住所確認コード」が郵送で届きます。
「住所確認コード」到着後にMNP予約番号を取得し、入力します。
前もって用意しておく物
- 本人確認書類
- クレジットカード
- キャリアに依存していないメールアドレス(GmailやYahooメールなど)
- HISモバイルにアクセス
- 「今すぐお申込み!」ボタンをクリック
- eSIMを選択
- 申込み内容にチェックし、MyHISモバイルのIDを新規登録
- 本人確認、決済情報を入力
- 「お客様情報の確認」メールが営業日に届き、「住所確認コード」が発送される
- MNP予約番号取得(※)
- MyHISモバイルで「住所確認コード」や「MNP予約番号」を入力
渡航まで1~2週間以上あればかなり余裕をもって手続きができます。
青年海外協力隊員は派遣前訓練が始まる前に手続きをしておいても良いかもしれません。
MNP予約番号には発行日を含めて15日間の有効期限があり、HISモバイルの申し込みの時点で7日間以上の有効期間が残っている必要があります。
MNP予約番号を発行したらすぐに手続きを行いましょう。
上の記事は、私が実際にHISモバイルに乗り換えたときの体験を記事にしています。
開通までにかかった日数や手順について詳しく解説しているので、HISモバイルのeSIMに乗り換えたい人は参考にしてください。
\ 海外でSMSが受信できて月額280円! /
HISモバイルの特典
HISモバイルの契約者は以下のような特典があります。
- 海外Wi-Fiレンタル20%オフ
- HISの国内・海外ツアーが3,000円引き
- iPhone修理のあいさぽ・アイサポでの修理代金代金が最大10%引き
特典をうまく利用すれば事務手数料3,300円が実質無料になります。
HISモバイルは旅行会社HISのグループ会社なので、旅行好きには便利なサービスが充実しているのも特徴です。
\ 海外でSMSが受信できて月額280円! /
電話番号の維持費を最安にしたいならpovo2.0
- 電話番号の維持費をとにかく安くしたい
- 年単位で海外に滞在し、一時帰国の頻度が少ない
- 180日間に一度、忘れずにトッピングの購入ができる
- 海外でもSMSを受信したい
- auユーザーである
そんな人におすすめは
povo2.0です。
月額基本料金 | 0円 |
データ容量 | 0GB~ |
事務手数料 | 0円 |
通話料 | 30秒22円 |
トッピングの購入 | 220円~ |
eSIM | 対応 |
国際ローミング | 可能 |
SMS受信 | 無料(日本国内のみ) |
国際電話 | 不可能 |
povo2.0を海外赴任で使うメリット2つ
povo2.0を海外長期滞在で使うメリットは以下の2つです。
- 基本料金無料で電話番号が維持できる
- 海外でもSMS認証が可能
詳しく解説していきます。
①povo2.0は基本料金無料で電話番号が維持できる
povo2.0は基本料金無料で電話番号が維持できます。
とにかく電話番号維持を安く抑えたい人にはおすすめです。
②海外でもSMS認証が可能
2023年7月20日からpovo2.0は国際ローミングができるようになりました。
そのため、海外でのSMS受信が無料でできます。
(海外からのSMS送信は1通100円。)
povo2.0の注意点2つ
povo2.0の注意点は以下の2つです。
- 180日以内にトッピングを購入しなければ契約解除
- ドコモとソフトバンクの端末はSIMロック解除が必要
詳しく解説していきます。
注意①180日以内にトッピングを購入しなければ契約解除
povo2.0は無料で電話番号維持を維持できますが、条件があります。
それは、
180日以内にpovoアプリからトッピング(データやコンテンツなど)を購入しなければ、
利用停止、契約解除になる。
という事です。
そのため、
- 半年以上、海外に滞在する予定
- 電波や電気が不安定な海外の地域に行く予定
の人は、トッピングの購入手続きを忘れないように注意しなければいけません。
Amazonで購入したエントリーコードがあれば利用停止・契約解除の条件から外れる
Amazonで購入したエントリーコードを使ってpovo2.0を契約した場合、180日以内にトッピングを購入しなくても利用停止・契約解除の対象になりません。
そのため、
- 180日以上携帯番号を使う予定が無い
- トッピング購入を忘れそう
という方はAmazonでエントリーコードを購入した方が安心です。
Amazonのエントリーコード以外に利用停止・契約解除の条件から外れる契約方法は、以下の3通りあます。
- スマホギガトレードで進呈したトレードコード
- キャンペーンなどで送付するプリペイドコード
- 「タウンWiFi byGMO」利用で貯まるWiFiポイントで交換したプロモコード
注意②ドコモとソフトバンクの端末はSIMロック解除が必要
povo2.0のSIMカードは、auまたはSIMフリーの端末で利用できます。
そのため、ドコモやソフトバンクからpovo2.0へ乗り換える場合は、SIMロック解除が必要です。
ウェブサイトで手続きをすれば、無料でSIMロックを解除できます。
大手携帯キャリアでは電話番号維持が月額約400円でできる
大手携帯キャリアでは通信の契約を一時休止できるサービスがあります。
月額約400円から利用でき、電話番号とキャリアメールのアドレスが維持できます。
(※キャリアメールとは、「~@docomo.ne.jp」など携帯電話独自のドメイン名がついたメールアドレスのこと)
それでは大手携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の一時休止の料金について比較します。
事務手数料(税込み) | 月額料金(税込み) | 保管期間 | 手続き場所 | |
ドコモ | 1,100円 (電話or店舗手続きは 3,850円) | 電話番号保管:440円 メールアドレス保管:110円 | 6年間 | オンライン 電話 店頭 |
au | 3,850円 | 409円 | 5年間 | 店頭 |
ソフトバンク | 無料 | 429円 | 5年間 | 店頭 |
一時休止サービスを利用すると…
◎1年間休止すると…
【オンライン・電話での手続きの場合】
1,100円+440円×12カ月=6,380円
【店頭手続きの場合】
3,850円+440円×12か月=9,130円
(電話番号保管のみの月額料金で計算)
◎2年間休止すると…
【オンライン・電話での手続きの場合】
1,100円+440円×24カ月=11,660円
【店頭手続きの場合】
3,850円+440円×24か月=14,410円
◎1年間休止すると…
3,850円+409円×12カ月=8,758円
◎2年間休止すると…
3,850円+409円×24カ月=13,666円
◎1年間休止すると…
429円×12カ月=5148円
◎2年間休止すると…
429円×24カ月=10,296円
どの大手携帯キャリアも年間で5,000~9,000円くらいになります。
次にドコモ、au、ソフトバンクでの手続きについて解説します。
ドコモの店舗は空港に無い!店舗・オンライン・電話で手続き可能
ドコモを一時休止する手続きは、3つの方法があります。
- ドコモショップ
- オンライン
- 電話
一時休止の手続きをした時点で、電話や通信ができなくなるので、手続きのタイミングに注意です。
以前はドコモの店舗が成田国際空港や羽田国際空港にあったので、渡航直前に店頭で手続きができましたが、
空港内の店舗はすべて閉店したようです。
渡航直前まで電話や通信をしたい場合は、オンラインか電話での手続きがおすすめです。
詳細はドコモ公式ページの「長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除」でご確認ください。
auの店舗は空港に無い!早めに来店予約を!
auを一時休止する手続きは、auショップに行かなければいけません。
一時休止の手続きをした時点で、電話や通信ができなくなるので、タイミングに注意です。
出国直前に、空港で手続きができれば便利なのですが…
残念ながら成田国際空港や羽田国際空港のauの店舗(KDDIカウンター)は、
2024年現在は閉店しています。
そのため、auを一時休止する場合は、
- どこの店舗で手続きするか
- 来店予約
を早めに考えておいた方が良さそうです。
詳細はau公式ページの「一時休止・再利用」でご確認ください。
ソフトバンクの空港店舗は一時休止の手続きができない!早めに来店予約を!
ソフトバンクを一時休止する手続きは、ソフトバンクの店舗に行かなければいけません。
一時休止の手続きをした時点で、電話や通信ができなくなるので、手続きのタイミングに注意です。
成田国際空港、羽田国際空港ともに
「ソフトバンクグローバル レンタルカウンター」
という店舗があるのですが、
一時休止の手続きはできません💦
空港にある「ソフトバンクグローバル レンタルカウンター」というのはソフトバンクの電波を使った
- レンタルWi-Fi
- レンタルSIM
- プリペイドSIM
を提供しているカウンターなので、現ソフトバンクユーザーの各種手続きはできないようです。
ややこしいですね…。
そのためソフトバンクを一時休止する場合は、
- どこの店舗で手続きするか
- 来店予約
を早めに考えておいた方が良さそうです。
詳細はソフトバンク公式ページの「電話番号・メールアドレスお預かりサービス」でご確認ください。
渡航準備で忙しくなる前に、早めの検討を!
海外赴任でスマホの契約を一時休止(大手携帯会社のみ)する注意点2つ
大手携帯キャリアの一時休止サービスを利用すると月額約400円で電話番号が維持できます。
しかし重要な注意点が2つあります。
- SMS認証ができない
- 一時帰国中に電話や通信ができない
詳しく解説していきます。
一時休止の注意点① SMS認証ができない
大手携帯キャリア3社とも、「電話番号保管」のみのサービスなので、
一時休止すると電話での通話はもちろん、SMSの送受信もできなくなります。
そのため、ネットショッピングや金融関連など、ワンタイムパスワードがSMSで送られてくるものには、
一時休止の手続きをする前に、SMS認証を解除しておく必要があります。
海外滞在中、クレジットカードや滞在国独自のアプリを使う時にSMS認証は結構な頻度で使います。
海外滞在中、SMS認証ができないと不便を感じることもありそうです。
一時休止の注意点② 一時帰国中に電話や通信ができない
通信契約を一時休止すると、一時帰国中に電話や通信ができません。
私が日本に一時帰国したとき、スマホは一時休止のままだったので、電話や通信ができませんでした。
普段はLINEを使うので、「街中のフリーWi-Fiを使えばいいか」と思っていたのですが…
街中で、友達と待ち合わせの連絡を取るために、
- コンビニなど、無料Wi-Fiスポットを探さなければいけない
- スポットに立ち止まってLINEの送受信をしなければいけない
など、
かなり不便でした…😓
地方都市でしたが、無料Wi-Fiスポットって案外見つからないです。
スマホ契約の一時休止の解除は大手携帯キャリア3社とも、店頭で無料でできますが、
海外に戻る前に、再び店頭での手続きと手数料が必要です。
その他携帯キャリアの電話番号保管サービスは無い
au、ドコモ、ソフトバンクには電話番号が維持できる一時休止サービスがありますが、
そのほかの携帯キャリアでは一時休止サービスはありません。
そのため、1年以上、海外赴任する場合は先に紹介した「HISモバイル」や「povo2.0」などの格安SIMへの乗り換えがオススメです。
海外赴任が半年以下の場合は、乗り換えない方が安くなることもあるので、現在の月額と比べてみてください。
参考までに、
- 楽天モバイル
- UQモバイル
の最低料金と、年間の維持費を紹介します。
楽天モバイルは月額1,078円が最安
楽天モバイルユーザーで、電話番号を1年以上維持したい場合は、
「HISモバイル」か「povo2.0」への乗り換えがお得です。
なぜなら楽天モバイルで電話番号を維持するためには、最低でも月額1,078円がかかるからです。
電話番号を維持するだけにしては、なかなかの高額になります。
楽天モバイルは海外でも2GB無料という、海外旅行好きにとって素晴らしいサービスがありますが、
- 海外長期滞在で月2GBは足りない可能性が高い
- 協力隊が派遣される地域は、対象外の場合も多い
という事もあり、長期間、海外に滞在する場合や青年海外協力隊員は、このサービスの恩恵を受けることは難しそうです。
UQモバイルは月額1,628円が最安
UQモバイルユーザーで、電話番号を1年以上維持したい場合は、
「HISモバイル」か「povo2.0」への乗り換えがお得です。
なぜならUQモバイルで電話番号を維持するためには、最低でも月額1,628円がかかるからです。
高すぎです…。
2万円もあれば高級ホテルに泊まれます。
また、UQモバイルの最新の料金プランも月額約2000円~になるので、年間の維持費はさらに大きな額になります。
2024年最新のUQモバイル料金プラン
1年以上、海外に滞在する場合は、HISモバイルかpovo2.0へ乗り換えのご検討をおすすめします。
海外赴任中、スマホの携帯番号を維持するメリット
携帯番号を維持するメリットは以下の3点です。
- クレジットカードなどで登録している番号を変更しなくてもよい
- 帰国後も今まで通り使える
- SMS認証がそのまま海外でもできる
同じ携帯番号を、長年使っている人も多いと思います。
もし携帯番号を解約すれば、
- 友達と連絡が取れなくなったり
- クレジットカードやネットショッピング、アプリに登録した番号をすべて変更しなければいけない
という面倒くささがあります。
私は同じ携帯番号を10年以上も使い、LINEやクレジットカードなども携帯番号と紐づけていたので、番号を維持することにしました。
海外赴任中、スマホの携帯番号を維持するデメリット
携帯番号を維持するデメリットは以下の3つです。
- 維持費が毎月かかる
- 休止するための事務手数料がかかる
- 休止・再開のために店頭で手続きが必要
大手携帯キャリアだと月額400円くらいの維持費がかかります。
維持費に加えて事務手数料もかかるので、年間で合計約6,000円前後です。
- 今の携帯番号は、ほとんど使っていない
- 使わない携帯番号にお金を払うのは嫌だ…
という人は、渡航前に解約をした方がよいですね。
ドコモ以外は、休止・再開、解約は店頭での手続きが必要です。
渡航直前の手続きができないってことですね。
しかし成田国際空港、羽田国際空港には店舗がないので注意が必要です。
どの店舗で手続きをするか、前もって調べておく必要があります。
まとめ:スマホの携帯番号を安く維持したいなら「HISモバイル」か「povo2.0」の格安SIMに乗り換え
携帯番号を維持する方法は以下の通りです。
渡航前は何かと忙しいので、早めに対策をしていきましょう。