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    【4選】青年海外協力隊は正直きついし辛い!ストレスを乗り切る方法

    青年海外協力隊のきついこと、辛いこと
    • 発展途上国で働くって大変そうなイメージがあるけど、実際どうなの?
    • 青年海外協力隊に興味はあるけれど、自分は耐えられるかな…。

    青年海外協力隊に参加したいけど、現地での仕事や生活が想像できず、不安になりますよね。

    私は青年海外協力隊として2年間、中東ヨルダンで活動をしていました。

    周りに日本人がいない状況で、現地の人と生活をしていくため

    孤独感を感じたり、差別を受けたりして、

    「きつい、辛い😭」

    の連続でした。

    そこでこの記事では、青年海外協力隊のきつかった、辛かった、以下の4つについて解説します。

    1. 仕事が無さすぎる
    2. 現地の同僚との関係が悪くなる
    3. アジア人差別を受ける
    4. 言いたいことが伝わらない

    そして、効果があった対策も記載します。

    青年海外協力隊の活動は、ストレスの連続です。

    ストレスのせいで任期を短縮し、帰国する隊員もいるほどです。

    そのためストレス対策は重要視されており、青年海外協力隊の試験でも必ず問われます。

    この記事を読めば、青年海外協力隊ならではのストレスと対策が分かるので、

    青年海外協力隊にこれから参加する方や、試験を控えている方はぜひ参考にしてみてください。

    目次

    青年海外協力隊できつい、辛いこと4選と対策

    青年海外協力隊のきつい・辛いこと

    青年海外協力隊の2年間できつかったこと、辛かったことを4つに絞りました。

    1. 仕事が無さすぎる
    2. 現地の同僚との関係が悪くなる
    3. アジア人差別を受ける
    4. 言いたいことが伝わらない

    一つずつ解説します。

    仕事が無さすぎる

    青年海外協力隊あるあるですが、活動中で一番つらいのは

    仕事が無さすぎる

    ことです。

    なぜなら現地から要請が出て、隊員が派遣されるまで年単位のタイムラグがあるためです。

    現地からボランティアの要請

    JICAが募集する

    条件にあった人材の決定

    (条件が合わなければ再度募集)

    現地からボランティアの要請から、③ 条件にあった人材の決定まで2年以上かかることも…。

    そのため現地で活動を開始しても、要請内容の情報が古くなっていて、

    • スタッフが退職していない
    • 生徒がいない

    など、状況が変わっていて、技術を教えたり教育したりする相手がいない場合もあります。

    「仕事無いなら、ゆっくりできていいじゃん」

    と思うかもしれません。

    しかし、一人で配属先にいても

    • 自分は求められていないのか?
    • わざわざ海外に来た意味とは?

    など、2年間の貴重な時間を使って青年海外協力隊に参加したのに、

    無意味に終わるのでは…と不安と焦りがどんどん出てきます。

    対策:他の隊員とコラボする。JICAに他の配属先を紹介してもらう。

    隊員同士でコラボしたワークショップの様子

    配属先で仕事が無い場合の対策は、

    • 他の隊員とコラボする
    • JICAに他の配属先を紹介してもらう

    です。

    たいてい他の隊員も仕事が無いです。

    なので一緒にコラボして、仕事を作っていきましょう。

    例えば、環境教育を行う隊員に自分の配属先に来てもらい、現地スタッフや生徒に環境教育を行ってもらうなどです。

    日本文化の紹介なども含めて、ちょっとしたイベントになるので、

    「楽しかった、またやってほしい」などの依頼がある事も。

    それでも仕事が増えない場合は、JICA事務所に他の配属先を紹介してもらうこともできます。

    隊員からJICAへ現状報告をした後、JICAスタッフが現・配属先の責任者と話し合います。

    協力隊の派遣が必要ないと判断され、現・配属先の許可が下りた場合、他の配属先でも仕事ができるようになります。

    みず

    私も仕事が少なかったので、2年目から配属先を増やして巡回型の活動をしました。

    現地の同僚との関係が悪くなる

    同僚との関係

    これも青年海外協力隊のきつい事あるあるですが、

    現地の同僚との関係が悪くなりがちです。

    原因は

    • 仕事への価値観がそもそも違う
    • 同僚へ技術を教えなければいけない、という隊員の空回り

    です。

    日本社会を経験した隊員が、現地の同僚の働き方をみると

    • 仕事に対する無責任さ
    • 時間のルーズさ
    • 約束が守られないこと

    が目についてしまうことも。

    そこでまずもやもや…。

    そして青年海外協力隊の目的でもある「技術を教える」ことを、現地の同僚にしようとしても

    全く聞いてもらえなかったり、必要とされなかったりします。

    結局、イライラが募り、同僚の悪いところを指摘してしまって関係が悪化します。

    対策:価値観を押し付けない。自分ができることを淡々とやる。

    現地の同僚との関係を保つためには

    • 日本人の価値観を押し付けない
    • 自分ができることを淡々とやる

    ことが大切です。

    理由は

    • 派遣国には派遣国の仕事の価値観がある
    • 同僚はなにも困っていない

    からです。

    文化も時間の感覚も日本人とは全然違うので、仕事の価値観も違って当たり前です。

    技術のある日本人から見て「もっとこうした方が成果がでるのに」と思うこともあるかもしれません。

    しかし、同僚にとっては、仕事は今までも問題はなかったし、生活もできているので、

    特に困っていないんです。

    なので同僚に注目するのはやめて、自分ができる仕事を淡々とこなしていきましょう。

    そうすれば自分の仕事を見て、受け入れてくれる現地の他の人が自然に集まってきます。

    結果、同僚以外の現地の人から「仕事を教えてほしい」と頼られることもあります。

    みず

    現地の人は、外国から来た協力隊員がなにをしてるのか、意外と興味を持って見てくれていますよ。

    アジア人差別を受ける

    アジア圏以外の国で活動していると、

    アジア人差別を受けるのは日常茶飯事です。

    なぜなら歴史やメディアの影響から、アジア人に偏見を持つ人がいるためです。

    例えば以下のようなことが偏見の原因になっています。

    • 感染症や歴史的な事件は、アジアの国の責任だとする報道
    • ハリウッド映画などで、家政婦や性の対象として描かれるアジア人女性

    残念ながら、アジア圏以外の国ではアジア人は弱い立場です。

    そのため、

    • 急に触れてきたり
    • 見下すような言葉をかけられたり
    • 石を投げられたり

    ほんの一部の現地の人から、このような攻撃を受けることもしばしば。

    こちらは何もしていないのに、攻撃されるのは精神的にきついです。

    みず

    ※多くの人はアジア人を尊重してくれます。

    ちなみにヨルダンに2年間住んでいて、私がよく言われた言葉は…

    • 「ヘイ、シーニー(中国人)チンチャンチョン!」
    • 「目、細いなあ!(まぶたを横に引っ張る動作をしながら)」

    言ってくるのは大抵10代半ば~20代くらいの男性集団

    私たち日本人が、外国人の外見から国籍は区別できないのと同じように、

    アジア圏以外の国の人は、アジア人の国籍は区別できません。

    対策:相手にせず、基本的にスルー。

    アジア人差別を受けたときの対策は以下です。

    • 相手にしない
    • 無反応・無表情
    • 触れてきたら大声を上げる

    本当なら言い返したい気持ちも山々ですが…

    逆ギレされて被害にあう可能性もあるので、それだけは避けたいですよね。

    それに見下すような事を言ってくる人は、その人自身が「他人から強く見られたい」だけなので、

    話すだけ無駄です。

    そのため、何か言われたとしても反応せず、スルーしましょう。

    もし無視をしても近づいてきて触れてきたら、

    • 日本語でもいいから大声をだす!
    • 不快な態度を大げさに表現する!
    • ダッシュで逃げて助けを求める!

    加害者はアジア人がおとなしいと思っているため、大声を出すと大抵ビックリして逃げていきます。(経験多数あり。)

    みず

    生活していると自分は「アジアの中の日本人」であるという事を嫌というほど気づかされ、考えさせられます。
    差別を受けたことは、世界にとって自分は何者なのか知る、貴重な経験でした。

    言いたいことが伝わらない

    ネイティブが書くアラビア語。達筆過ぎて日本人には読めない。

    現地の言葉が思うように話せないので、

    言いたいことが伝わらず、辛いです。

    青年海外協力隊では、派遣前訓練で2か月、現地の語学学校で2か月の計4カ月間、派遣国の言語を学びます。

    しかし完璧に言語が話せるようになったり、聞き取れたりすることはできません。

    そのため細かいニュアンスが上手く伝わらなかったり、適切な単語が分からなかったりします。

    • なんだか上手く伝えられなかった…
    • 言葉選びを間違えて嫌な気分にさせたかも…

    と自己嫌悪に陥ることもよくあります。

    仕事や日常生活では、常に頭をフル回転させて現地の言葉を話すので、

    かなりの疲労感を感じることもあります。

    対策:とにかく話す。先輩隊員が話す現地語をマネする。

    言いたいことを伝えるためには、たくさん現地の言葉を聞いて、とにかく話しましょう。

    なぜなら、覚えた単語を声にし、誰かに伝えていくことで自分の言葉として定着していくからです。

    それでも現地の言葉に苦手意識があるのなら

    先輩隊員が話す現地語をマネするのも一つの手です。

    例えば

    • どんな単語を使っているか
    • どんな表現をしているか

    など、日本人が話す外国語はネイティブより聞き取りやすいので、理解でき、自分でも再現できます。

    初めのうちは正しい文法などは考えず、

    単語だけでもいいのでとにかく声に出す

    からで十分です。

    言いたいことが伝わらないもどかしさは派遣期間の最後の最後まで、ずっと続きます。

    それでも意識して現地の言葉で会話に取り組めば、半年、1年、2年と必ず上達していきますよ。

    まとめ:青年海外協力隊に参加したい人はストレス解消法を探そう

    今回は青年海外協力隊の仕事や生活面でのきつさ、辛さ4つとその対策を紹介しました。

    発展途上国で過ごすことは、ストレスの連続です。

    ストレスについては、青年海外協力隊の面接でも聞かれるほど、重要視されています。

    ストレスが原因で、任期を短縮して帰国する隊員もいます。

    そのため、青年海外協力隊を目指す方は、自分なりのストレス解消法を探しておくことをオススメします。

    ちなみにストレス対策として、青年海外協力隊では任期中に海外旅行に行ける制度もあるのでぜひチェックしてみてください。

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